DODの品薄は誰が悪い?ぼくに言わせりゃ、素材メーカーと組み立てメーカーが悪いのか?

つい先日のことだと思うのですが、DODのカマボコテントが瞬殺で売り切れたそうです。
知り合いに聞くとほんの10秒くらいで終了したそうで、とんでもない大人気商品となっているようです。
その時に知り合いから「なんで、こんなに早く売れるのか?メーカーの戦略か?」なんて話があったので、ちょっとぼくなりの考察をしてみることにしました。
DODはAppleやSnowpeakになりたいわけじゃない
ブランド力をあげるということは積極的にされているようですが、高級ブランドになりたいというわけではないと思います。
その根拠は価格帯です。
僕の個人的な所感ですが、DODの商品は高いわけではないと思います。
AppleやSnowpeakになりたいのであれば価格を上げ、高級感を出すというブランディングをするはずです。
そういうことをしないというのはDODの製品戦略はそこにあるわけではないことを物語っていると思います。
DODは希少価値を出したいか?
では、生産量を抑制することで希少価値を出したいかという話になりますが、これもちょっと違うように思います。
メーカーの人事として工場の人事を行い、製造現場を見てきた人間としては、日本のメーカーが出し惜しみをして希少価値をあげるような戦略はとらないと思います。
その理由は製造業、メーカーに関わらず、企業の目的は売上の拡大にあるからです。
売上を出すために生産をセーブして販売価格を上ないなんていうのはあり得ません。
ではたくさん作ってはいるが出し惜しみをしているのでしょうか。
おそらくそれもないでしょう。在庫を抱えることは製造業にとっては最もしてはいけないことです。あえて流通を自ら押さえつけることはしないと思います。
では一体何故このような需給関係が全く釣り合わなくなったのでしょうか。
多分理由は2つ
考えられることは2点です。
ひとつは製造委託先のキャパオーバーだと考えます。 DODはメーカーとはいえ独自の製造拠点を持っていないと思います。
もうひとつは素材メーカーとのパイプが細いのではないかと考えます。
製造委託先のキャパオーバー
自社工場を持っていない会社の弱点だと思います。
いくら売れる素地があったとしても委託先の設備や人員に限界があればその限界以上を作ることはできません。
委託元とは言え、たくさんある中のいち委託元が声高にラインの増強や設備投資、人員増強をうたっても委託先はそう簡単に実行できません。
ぼくの専門である人員増強については名前の知られていない製造工場に期間工として働こうという非正規社員は今はなかなかいません。おそらく人員を増やすというのはとんでもなく難易度の高いことだと思います。
というようにDODとしても作りたい、売りたいのに作れない、売れないというジレンマに陥っているのではないでしょうか。
素材メーカーとのパイプが細い
これもシンプルで材料がないから作れないという状況になっているのではないでしょうか。
昨今のアウトドアブームのおかげでどのアウトドアメーカーも増収ではないかと思います。
ということはどのアウトドアメーカーも増産体制に入っていることでしょう。
ここでポイントなのはどのメーカーも増産ということです。
でも素材メーカーは今までのラインを突然増やせないから作る量を急に増やすということはできません。
したがってアウトドアメーカーは材料不足で生産できないということになります。
もう少し突っ込むと、自社に素材を供給してくれるように働きかける力のある営業がいないのではないでしょうか。
企画力に注力しているために営業職を採用していないということがありのではないかと勘ぐります。
企業としてのバランスに欠けている気がしてなりません。ちょっと言い過ぎでしょうか。
DODさん採用もっとしっかりしましょう
色々と話をしましたが、結論としてはもっと採用をしましょう。取り急ぎはしっかりとした人事が1人いると思います。
専門は採用で、ある程度評価や工場などがわかる人がいいと思います。
次に営業です。営業は元素材メーカーや専門商社罫線がいいと思います。あとは工場などを経験している方もいいでしょう。
なんか横道に逸れたかもしれませんが、時間はかかるでしょうがこの辺をしないとダメだと思った次第です。
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